2011年 11月 23日
秋岡芳夫展に行ってきました |
目黒区美術館は今年予定していた「原爆展」の開催を中止したので、そんなものかと大変失望していましたが・・・現在開催中の「秋岡芳夫展・モノへの思想とデザイン」は素敵でした。
受付のあるロビーレベルで来訪者を出迎えるのは秋岡芳夫さんが作った無数のタケトンボ。よく見るとひとつひとつ形が違います。「手は反復作業を嫌うもの。」という考えのもと、高く遠くまで飛びそうな面構えをした奴ばかりが所狭しと並べられています。2階に上がるとこちらでのお出迎えはクライスラーキャビネット。実にカッコイイ真空管ラジオの数々です。周波数を表す数字は懐かしい横太のフォント。これをみて手塚治虫や石森章太郎は、漫画の中に擬音を横太フォントで入れるようになったのでしょうか(私の妄想。)
秋岡さんが仲間と興したグループ、KAKは様々なデザインを敗戦後の日本の復興期に手掛けています。
工業デザイナ−とは別の仕事として絵本の仕事も初期にはされていますが、こちらもよかったなあ。
秋岡芳夫展は目黒区美術館で12月25日まで開催しています。ものづくりに興味のある人は必見です。
by susumenysi
| 2011-11-23 22:02