2007年 10月 25日
版画「四ツ谷駅」のヒミツ |
この巨大版画を観てから四ッ谷駅の外に出てみた。 そして版画にあった風景をさがしたのだが、このように見えるところはどこを捜しても無いのだ。 そこであつかましいお願いとは思いつつ 岡本さんにどうやってこの版画を制作したのかをメールでおたずねしたところ 親切でかつ明解なご回答を頂いたのだ。 それを私一人のヒミツにしておくよりも 拙ブログで公開し できるだけ多くの方々に この版画を見ていただきたくきっかけにしたいなあと思い 岡本さんに 打診したところ すぐに 快諾のご返事を頂いたのだ。
以下がその転載である。
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スケッチは大体ホームを歩きながら描いたものが基本でして、その他に橋の上からとか、上智大のグラウンドの奥の土手から描きました。
どうしても見えないところ、この作品では丸の内線のホームの下の構造ですが、その部分は電車の窓から映像を撮りました。
四ツ谷作品の制作の手順は、ホームにある柱の数と柱間を歩数で調べ、作品の基本的な骨格をつくりました。それと車両の長さや車両と柱との関係、上にかかっている橋や地下鉄のホームなどそれぞれ同じように調べ、組み合わせていくことで精度をなんとかあげていくような感じで進めていきました。
それにそれぞれ部分的にスケッチしたものをかきくわえて、縮小コピーしたものを現地で赤ペン修正するといった具合です。
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いかがですか? この版画 見たくなってきませんか? JR四ッ谷駅麹町口より改札にむかう途中の壁面にあります。
by susumenysi
| 2007-10-25 00:38