2006年 03月 21日
映画「送還日記」 |
玉井さんに教えて頂いたこのドキュメンタリー映画。北の国からきたスパイとして数十年の非人道的な収容生活を送った後、開放されそして南から北への送還となった老人たち。
彼らを転向させる為に振るわれていた暴力にもかかわらず、彼らは転向しなかった。非転向を支える力は彼らの主義思想によってではなく、ふるわれた暴力それ自体が育んで行った。
南北関係が友好的なものに変わってきた時に彼らは南から北へ送還される。そんな胸が詰まるような運命を背負いながらも 彼らは実に普通の人々なのだ。
二時間半という長さを感じさせない素晴らしいドキュメンタリーフィルムです。
3/24まで 渋谷シネ・アミューズにて
3/25より 渋谷シネ・ラ・セットにて
by susumenysi
| 2006-03-21 00:05